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『凝り』の意味についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒『凝り』の意味知っていますか?
今回はその『凝り』の原因として考えられるものを挙げてみます。
筋肉が凝る原因は様々あるのですが、代表的なものをご紹介しますのでご自身に当てはめて考えてみましょう。
➀ 姿勢の乱れ
普段から不良姿勢が癖づいてしまい長時間続くことで、その姿勢を維持するための特定な筋肉が疲労を起こします。
猫背や片方に偏った横座り、あぐらや足組む座り方などがこれに当てはまります。
② 日々のストレス
脳がストレスを感じることで、神経や身体に影響を与えます。少し難しい言葉になりますが、副交感神経が支配する僧帽筋と胸鎖乳突筋が緊張するといった現象が起きます。
この僧帽筋・胸鎖乳突筋は肩こりの原因となる代表的なものです。当然、首や肩の凝りにつながってしまいます。
③ 噛み合わせ
歯や顎関節に不調があり噛み合わせに異常があると、片側だけで噛むことが多くなります。
言うまでもなく、人間の身体というものは良好なバランスが望ましいので、片側だけ力を使うことでバランスが崩れます。
噛むという行為も同様。顔や首・肩の筋肉が凝ります。
④ 筋肉のオーバーワーク
つまりは”使いすぎ”です。激しいスポーツや本格的な筋トレなど、特定の筋肉を長時間使いすぎることで筋肉中に老廃物が滞り凝りを発生します。ただし、適度な筋トレはセルフケアには必要なものですので、ほどほどが良いかと思います。
⑤ 筋肉の使わなさすぎ
④の全く逆のことです。筋肉は適度に使うことが絶対に必要ですが、使わなさすぎることで柔軟性を失い、筋肉自体の委縮が起きてしまいます。
⑥ 冷え
冬になると当然ですが寒くなり身体の冷えにつながります。寒い日のご自身の姿を想像してみてください。
背中は丸まり、肩や腕は内側に巻き込んでいませんか?
全身的に縮こまっていることが容易に想像できるかと思います。
冷えは、体温を外に逃がさないように毛穴を閉め体表の筋肉を収縮させるため、凝りを発生させます。
⑦ 怪我や外傷
打撲などが該当しますが、筋肉に外からの衝撃が加わると内臓などの大事な器官を守るため、筋肉が硬直します。
この状態が長く続くことで凝りが発生します。
⑧ 体表内臓反射
内臓に異常があると、首・肩・背中・腰など特定の部位に凝りとして症状が現れます。これを体表内臓反射といいます。
逆に捉えると、この凝りをしっかりほぐすことで凝りの原因となっている内臓の不調を整えることが可能です。
体表内臓反射については別の機会に詳しく解説してみたいと思います。
整体やタイ古式マッサージなどのボディケアの手技には、指圧・マッサージ・ストレッチなどがあります。
セラピストはこれらを駆使し、背骨両側の筋肉をしっかりほぐしていきます。
その筋肉に対応する各臓器の機能を正常化し、病気を予防することが大切だと言えます。
『凝り』という言葉、普段からよく口にする方は多いかと思います。
一番多いのは「肩が凝ったなぁ」というセリフでしょうか。
普段ブログでは漢字ではなく『肩こり』と平仮名で使いますが、今回は便宜上漢字を使わせていただきます。
凝りとは
凝りとは、筋肉が緊張して硬化し血液の循環が悪くなり、筋肉内に古い血液が滞ってしまった状態です。
このことを「うっ血」した状態といいます。
本来筋肉は、柔軟で弾力性に富みその筋肉には血管を通り絶えず酸素・栄養素が供給されます。
筋肉の収縮運動により消費された酸素や栄養素は、二酸化炭素と水と老廃物となり血管を通り筋肉外に排出されます。
しかし、何らかの原因で筋肉に凝りが生じ、血管が圧迫されてしまうことで酸素と栄養素の供給が阻害されます。
それに加え、二酸化炭素と水と老廃物も排出されにくくなります。
酸素不足の状態では痛みや疲れを生み出す乳酸が生じ、筋肉を硬くします。これが所謂、凝りが発生する仕組みです。
凝りはSOSのサイン
様々な病気が発生する前には、その病気に対応した箇所に凝りが生じることが多く見られます。つまり、人間の身体は不調に対し凝りという大事な信号を出しているのです。
難しいのはこのサインを見逃しがちであることです。それにより、神経の働きは鈍化し、脳は信号を感じることができなくなり病気の発生に気付けないという事態に陥ります。
病気を予防するためには、凝りを感じた時にその凝りをしっかりほぐし早めの対処が必要ということが分かります。
整体やタイ古式で凝りをほぐす
凝りをほぐすことが病気や不調のサインには大事な対処となります。指圧や押圧・様々なストレッチなどで筋肉をほぐすことは、筋肉内に十分な酸素・栄養素を供給し、老廃物の排出を促すことにつながります。
筋肉の硬化を予防し、柔軟な筋肉を取り戻すことが神経の働きをも正常に戻してくれるのです。